腎臓病外来
腎臓病外来について
安全で快適な透析ライフをお送りいただけるように

尿蛋白陽性が持続する頃からクレアチニンが1を超えて徐々に上昇している方々が末期腎不全で透析に陥るのを、なるべく避ける・遅らせることができるよう、丁寧に食事・生活指導をご説明しつつ、投薬加療を行っていきます。
予約枠 |
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9:40~11:30 |
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○ 毎週 |
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○ 毎週 |
14:00~14:40 |
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○ 隔週 |
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15:10~16:10 |
○ 隔週 |
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- ○あらかじめお電話でご予約ください。
- ○上記以外の時間帯は、ご相談のうえご予約いただけます。おかかりになっている医療機関のご担当の先生より直接ご連絡いただけましたら、予約日時を適切にすみやかに調整いたします。
- ○日・祝は、休診です。
- ○初診はできるかぎりすみやかに応対いたします。
- ○予約電話は、午前9時~午後16時30分の間で受付中です。
- ○金曜午後は東部地域病院にて腎臓内科外来診療をしております。
診療の流れ
初診時はまず、腎臓関連の採血・採尿と腎臓超音波検査などを行います。その上で、
1)慢性腎炎症候群で尿蛋白・尿所見を投薬経過観察していく場合は、
内服薬(ARB・ACEI ─ 高血圧の治療薬)・抗血小板剤などの検討、高血圧その他の併発症の加療、食事指導(減塩その他)と生活指導を定期的に行っていきます。
2)腎炎で精密検査を要する場合や、急速な腎機能悪化で入院検査加療を要する場合は、
大学病院、その他診療連携のある専門病院をご紹介します。
3)慢性腎不全で外来通院となる場合は、
血圧の管理、併発症の加療、食事指導(減塩・低蛋白・その他)と生活指導のほか、腎性貧血・Ca/P・アシドーシスの評価加療、尿毒素吸着、動脈硬化性病変の評価と加療などを行っていきます。腎機能障害の程度に応じた各種疾患の薬剤の種類・量の調整を行います。
○ | 基礎疾患が糖尿病性腎症である場合は、血糖経過が尿蛋白経過などにも重要であり、腎不全の場合は血糖降下薬の調整も必要になる場合があるため、糖尿病も併せて評価していきます。 |
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○ | 内科主治医の先生がおられる際はご連絡をとりつつ行います。 |
○ | 患者さまには、ご不安をいだかれなくてよいよう、疾患とその予後についてのわかりやすく詳しい説明を、なるべくご家族様も参加いただいて、行います。 |
院内検査
- ○定期採血は月2回および随時
- ○心胸比測定の胸部レントゲンは月に1回
- ○心電図検査は月1回または隔月
- ○超音波検査(心臓・頚動脈・副甲状腺・腹部・バスキュラーアクセス・下肢血管)
- ○動脈硬化検査(CAVI/ABI)(SPP)
- ○24時間ホルター心電図
- ○血液ガス分析(テクノメディカ GASTAT-1820)
- ○インボディ(Biospace)
上記「インボディ」とは | 筋肉量、脂肪量、透析患者様のドライウェイトの目安となる「体水分割合」の測定を行う体成分分析装置 InBody20 のことです。 |
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測定方法 | ベッド上で安静を保ち、両手の親指・中指 両足のかかとに測定用器具を取り付け、2分程度で測定します。 |
主な測定項目 | 体成分分析(細胞内水分、細胞外水分、たんぱく質量、ミネラル量)、体脂肪率、体脂肪量(全身、四肢、体幹部)、骨格筋量、体水分量(四肢、体幹部)、浮腫値、ドライウェイト |
インボディの有用性 | インボディは体内の水分バランスを測定し、細胞内液・細胞外液・ 浮腫値を求めることができます。これらによって体脂肪量や筋肉量、疾患、尿量や透析期間に影響されず「ドライウェイト」を簡便に 評価でることがわかってきました。HANPやレントゲン撮影による心胸比とも相関が見られると、多くの発表がなされています。 ※透析会誌 40(7):581~588,2007 41(10):732~730,2008 より |
当クリニックでの実施予定 | 3カ月ごとに1回の測定を行います。 |